右とか左とかヘイトとか。それっていけないことなの？

たまたま、ネットのニュースを見ていたら↓の記事が目に止まった。この記事を書いた人がどんな人なのか知らないし興味もないが、今の世情を反映したような、適当に”置きに行った”記事に違和感を覚えた。
BLOGOS

個人的な意見なのかもしれないが、政治家のすべき事は、国民が不安なく暮らせていける国づくりをすることだと思う。
不安のない国という言葉の中には、治安が良いこと、暮らしが豊かであること、国民の命を危険に晒さないこと、未来に向かって国を繁栄(たぶん無理なので維持）させることなどがあるのだと思う。

成熟期を迎え、未来をおろそかにする政治をするこの国に、今後、成長、繁栄などは望めない。
おおよそ、金持ち中心の政策だけの現政権に上記の”不安なく暮らせる国”はつくりようもない。

• 何故なら、
• 富を再分配する政策をやめ、一部の富裕層にお金が集まれば貧富の差が拡大する
• 多くの貧困層が生まれ、生活に苦しむことになる
• 生活に苦しむ人が増えれば犯罪が増え、治安が悪化する
• 自国の非を認めず、周辺国に挑発的な言動を続ければ緊張が高まり、無駄な諍いに発展する
• 今さえ良ければいいと言う政策を続けた結果、出生率は下がり、GDPの6割を稼ぎだしていた人口も減り続けている

この国が輸出先として世界から注目されたり、経済大国と言いながら14.5％(148位)しかない輸出でも発展できたのは勤勉で人口が多く内需が大きかったからに相違ないだろう。
GLOBALNOTE

日本がどれだけ貧しい国になったのか、色々なサイトで取り上げられている。
NIKKAN SPA

今や日本の貧困率はOECD(経済開発協力機構)加盟34カ国の中で４位であり、６人に１人が貧困層である。母子・父子世帯に限ってみれば貧困率は54.6％だそうである。

NIPPON.COM

筆者は自営業者である。先の消費税アップ後の消費の冷え込みと言ったら、筆者が(サラリーマンをしていた頃を含めた)社会人になってから経験したことのないほどだ。
実感として、アベノミクスが失敗であることがわかる。

そして、現首相になってからの隣国との衝突も筆者の記憶にないほどひどいものだ。石原慎太郎の発言に端を発した尖閣諸島問題、慰安婦問題、竹島問題。挙げればキリがない。
隣国の元首や政権に問題があることは百も承知たが、その連中と同じ土俵に降りてしまったり、個人的な見解を押し通そうとしていては、解決できることも出来ない。
一国の首相や大臣にしては頭が悪すぎる。

首相も、周りを固める大臣連中も戦争経験がない、お金に不自由したこともない。もし戦争が始まっても自身は戦場に出ることもないし、貧困にあえぐこともない。
そんなお気楽な連中が考える政策に中身などあろうはずもない。どんなに頭のいい人でも経験のないことはわからない。

パフォーマンスばかりが派手で、中身が伴わないこのような無能政治家たちを批判すると、すぐに左翼とかヘイトとか言う連中がいる。その連中には貧困の辛さや、戦争の悲しさがわかっているとは思えない。
このような政権を支持する人(彼ら的に言えば右翼、右派と言うのだろうか)には有事に最前線に出て戦う決意があるのだろう。だが、そもそもそう簡単にジャンル分け出来るほど個人の感情や考え方は単純ではないはずだ。

言論の自由が憲法で保証されているのにつべこべ言われる筋合いはないはずだ。
国民の命を守れないだけでなく、危険に晒そうとしている政治家や政権に意見や批判があるのは当然ではないのか？
そんな無力な国民を更に無力にするべく着々と言論統制を進め、ファシスト化する首相と政権には一刻でも早くお引取り願いたいものだ。

自分達の置かれている状況を厳しい目で見ていかねば、バカボン首相に良いようにされるだけだと思う。

昔なら、あまりに愚かな言動には無視を決めこんで、「金持ちケンカせず」だったはずだが、これもまた、貧困層が増えたせいか．．．