三菱アイ(HA1W)は軽自動車初グッドデザイン大賞

デザインが気に入って買った三菱アイ。軽自動車初のグッドデザイン大賞受賞車でもある。

アイはスペシャルティー軽のジャンルに属する少しお高い軽自動車。街中で走っているのをみて羨ましかったが、とても我が家では買えないと(色んな意味で)思っていた。出会いというものは面白いもので、世間ではエコカー減税で新車が売れまくっている時期(＝中古車販売店は在庫を抱えて青息吐息)に7,000kmしか走っていない新車同然の個体を探し当てた。

その後数年経って、エコカー減税も終わり、中古車販売店が息を吹き返した時に確認したら、我が家のアイよりも古い個体や程度の良くない個体でも値段が高い。

4WDでターボということもあり燃費は平均14.5km/Lほどでしかないが、デザイン以外にも見るべきところは多い。ランボルギーニ・カウンタックやフェラーリ・エンツォやホンダNSX同様のミッドシップレイアウトだったり(そこと比べる？(^^))、装備面では全ての窓がオート付きのパワーウインドウだったり、オートライト(我が家のグレードではオプションだったので、フォグランプとともに購入後にDIYで取り付け)だったり、制御系ではドライブ・バイ・ワイヤだったりする。シートヒーターもついている。

このクルマのために開発された3B20エンジンは残念なタントくんに比べて滑らかに回るし低速からトルクもある、そのためか4ATもイタズラにシフトしないので好感触。
三菱同様スバルのクルマにも同じことを感じるのだが、飛行機屋が作る車は面白い。

ただ、ひとつ残念なのはこのクルマは曲がらない(^_^;)　ひどいアンダーステアなのだ。世間様ではミッドシップなので回頭性が良いとか言われているようだが、少なくとも我が家の4WDアイはまったく曲がらない。リコール隠しで問題を起こしたトラウマからか、リアドライブなのでおしりをふったり、転倒することを避けるためにアンダーの強いセッティングにしてあるとも聞く。それが証拠に、前145/65R15、後175/55R15の前後異サイズのタイヤを履かせて後輪がブレイクするリスクを下げている。

今では、タイヤローテーションのことも考えて165/60R15を前後に履かせている。タイヤの銘柄はヨコハマのEarth1。普及価格帯のタイヤだが乗り心地もよくなり、サイズ変更によって少し曲がりやすくなった。

前オーナーの時に2度、購入してから2度リコールがあったが、これはどこのメーカーでも起こることなので気にしていない。倒産寸前にまで追い込まれた例の問題で、お上から目をつけられているからこそ他のメーカではサービスキャンペーンで済ますような事象もリコールにしてくれることをありがたいとさえ思っている。

残念なタントくんの実家のダイハツは国内メーカーで最もリコールが少ない。が、タントを購入してからダイハツのサイトを見てみると、他のメーカーではどう考えてもリコールになるような事象もサービスキャンペーンで済ませている。EFエンジンなどはひどいシロモノだ。トヨタの後ろ盾があるせいで強気なのかなんなのかは知らないけれど．．．